【プロキオンS】シルクフォーチュン折り合った

[ 2012年7月5日 06:00 ]

<プロキオンS>しまい重点で走るシルクフォーチュン

 シルクフォーチュンはCWコースでゆっくり始動。折り合いを重視し、直線だけいっぱいに追われた。5F68秒7~1F12秒0。「しまい重点。うまいこと折り合いを付けて馬場状態を考えればいい上がり。馬も落ち着いている」と藤沢則師は満足顔で振り返った。

 前走・かしわ記念は道中で折り合いを欠いて6着。中間は厩舎に置き、トレーナーは気持ちをコントロールすることに腐心してきた。「前走は引っ掛かってしまって競馬にならなかったんでね。そうならないよう、落ち着かせて調教を積んできた。放牧に出すと難しいので、手元に置いた方が仕上げやすいんです」

 末脚の破壊力はG1レベルでも指折り。上がり3Fタイムは南部杯3着時の36秒3、フェブラリーSの35秒7共にメンバー中で最速だった。厩舎に引き揚げる姿をジックリと見ながら藤沢則師は「筋肉は去年よりも付いてきている」との見解。トップレベルでもまれた経験は実になっている。

 手綱を取る藤岡康とは重賞2勝、G1・3着2回と相性抜群だ。精神面のゆとりがあれば末脚を発揮できる。鞍上は反撃へ向け「コース形態は合っている。力のあるところを見せたい」と意気込み十分。焦らず堂々、直線勝負を挑む。

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2012年7月5日のニュース