【七夕賞】トーセンラー遅れても 足さばき合格

[ 2012年7月5日 06:00 ]

<七夕賞>芝コースでネオヴァンドーム(右)と追い切るトーセンラー

 トーセンラーは芝コースの併せ馬で、この馬らしい回転力のあるフットワークを見せた。ネオヴァンドーム(5歳オープン)に首ほど遅れたものの、鞍上・鮫島の手綱はピクリとも動かず。5F65秒1~1F11秒3は及第点の時計だ。

 「いいよ。良くなってるわ」。藤原英師は短い言葉で出来の良さを伝えた。しかし、ここに出走するに当たっての最大のアピールポイントは状態の良さではない。

 昨年のクラシック戦線で存在感を見せ、菊花賞でも3着。このメンバーに入れば、実績が頭一つ抜けているのだ。

 「コースと言うより、力関係的に勝ち負けしてほしい。あとはとにかく良馬場でやりたい。緩かったり、滑るような馬場やと全然アカンからな」。過去3回の2桁着順は全て道悪。良馬場でさえできれば、恥ずかしい競馬にはならないはずだ。

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2012年7月5日のニュース