【平塚ガールズケイリン】中山、加瀬が歴史的1勝

[ 2012年7月2日 06:00 ]

【平塚ガールズケイリン】ガールズ予選6R・1着の中山麗敏(右)と7R・1着の加瀬加奈子は表彰式で副賞のワインの目録を飲むポーズ

 女子競輪が48年ぶりに復活。1日に平塚競輪場の6、7Rでガールズケイリンの初日予選が行われた。多くのファンを集め、ナイターのカクテル光線を浴びた女子14人が対戦。中山麗敏(りーみん)と加瀬加奈子が歴史に残る1勝を挙げた。2日目は予選2走目(6、7R)が行われ、予選合計獲得ポイント上位7人が決勝に進出する。

 ≪“初戦”まくった≫48年ぶりに復活した女子競輪の初戦を制したのは、地元の中山。水泳、陸上、ボクシングなどで鍛えたパワーみなぎるレーサーだ。6Rは小林と荒牧の主導権争いを最終バックからのまくりで一蹴。「Sは取れなかったが落ち着いて踏めた。何か強くなっちゃったみたいです。全ては師匠の遠沢健二さんのおかげ」。好スタートを決めて満面の笑みだった。

 ≪優勝候補の貫禄≫V候補筆頭の加瀬が7Rを豪快に逃げ切り、2着に6車身差をつける圧勝。レースを振り返り「10車身は離してやろうとイメージしながらトレーニングをしてきた。みんながバック線にいる時に、自分がゴールするぐらいじゃないとね」と高笑い。力の差をまざまざと見せつけた初代女子卒記チャンプは「りーみん(中山)も脚力をつけている。本当に気持ちがいいのは、3日目(決勝)にあのシーンをすること」。勝ってかぶとの緒を締めた女帝が2日目もぶっちぎる。

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