【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】一発魅力５４キロ　グルーヴィ

【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】コスモアネクドート（右）と併せ追い切るタイセイグルーヴィ

　【東西ドキュメント・美浦＝２８日】ラジオＮＩＫＫＥＩ賞には５００万Ｖ直後の馬が７頭登録していたが、ハンデは３頭が５４キロで、残りは５３キロ（牝馬１頭が５１キロ）。ハンデキャッパーの見立てを信じるなら５４キロ組が狙い目のはず。岡本はその１頭であるタイセイグルーヴィに注目した。

　馬場入りを嫌がるなど気難しい面があるため、馬の少ない木曜日の追い切りを選択。この日も坂路コースに入れるのにてこずり、池上助手は「まずは追い切りができたことでよしとしないと」と苦笑いを浮かべたが、肝心の内容についても満足げだった。先行したコスモアネクドート（３歳５００万）に自然と追いついて併せ馬となり併入。ラスト２Ｆを１２秒台のラップでまとめ、池上助手は「今までで一番」と手応えを示した。

　気難しさが高い能力と表裏一体なのはオルフェーヴルなど多くの名馬が証明済み。一発の魅力は十分にある。