【ラジオNIKKEI賞】ウイング 流して12秒6

[ 2012年6月28日 06:00 ]

【ラジオNIKKEI賞】ケイジーシオン(左)と併せ追い切るウイングドウィール

 ラジオNIKKEI賞組の紅一点ウイングドウィール(宗像)は田中勝を背に坂路に登場。ケイジーシオン(4歳500万)を2馬身追走し、残り400メートルで一気に加速。ここから残り200メートルまでのラップで12秒0をマークして追い付き、ラストは流して余裕のフィニッシュ。時計は4F51秒9~1F12秒6。鞍上から笑みがこぼれた。「馬なりのままだったが動きは良かった。前回から落ち着いているし、いい雰囲気をキープ。先週に(放馬した馬の巻き添えで)外傷した影響はなさそう」

 鞍上にとって思い入れのある血統だ。同じ宗像厩舎に所属した母ウイングレットの主戦として05年中山牝馬S優勝、04年秋華賞3着。「母は反応が良過ぎて、ぶっ飛んでいきそうなタイプだったが、この子は雰囲気がどっしり。母の性格を分かっていた厩舎スタッフのおかげだね」と語る。

 ハンデ51キロはメンバー最軽量。鞍上が51キロ以下で騎乗するのは09年9月19日の中山(51キロマスターコーク)以来だ。「正直(体を絞るのは)かなりきつい。だいぶ脂が乗っているし、汗取りしないとな」。カッチーの期待の大きさが垣間見えた。

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2012年6月28日のニュース