【宝塚記念】ホエール 牡馬斬り自信「本当に体調いい」

[ 2012年6月23日 06:00 ]

【宝塚記念】陣営が自信を持って送り出すホエールキャプチャ

 紅一点ホエールキャプチャは、雨が強くなり始めた午前5時すぎに坂路に登場。大粒の雨を浴びながらも、集中力を切らさず真一文字に駆け上がり、4F67秒8をマーク。最終調整を終え、厩舎で愛馬を手入れする長谷川調教厩務員が自信をにじませた。

 「本当に体調がいいので、このメンバー相手にどこまでやれるか。人気よりは上の着順に来ると思うよ」

 昨年秋まで担当していた蛯名元厩務員から引き継ぎ、担当して2戦目でヴィクトリアマイルを制覇。勢いに乗り、今度は強豪牡馬に立ち向かう。

 「ノリさん(横山典)がマイルの馬じゃないし、距離は延びた方がいいと言ってくれた。ペースは速くなりそうだが、ためていけば伸びてくれると思う」

 金曜午後8時に美浦を出発し阪神競馬場へ。同厩務員は「長距離輸送で体が減ってもレースまで時間があるし回復すると思う。でも、今は精神的に落ち着いてきたし輸送は心配していない。昔から夏は牝馬と芦毛って言うし、この馬にピッタリだね(笑い)」。66年エイトクラウン、05年スイープトウショウに続く、史上3頭目の牝馬Vを狙う。

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2012年6月23日のニュース