【東京ダービー】プレティオラスでっかい重賞初V

[ 2012年6月7日 06:00 ]

<東京ダービー>レースを制したプレティオラスの本橋(手前)はゴール後にNo.1ポーズ

 南関東3歳No・1決定戦、クラシックの「第58回東京ダービー」が6日、大井競馬場で行われ、6番人気プレティオラスが豪快な追い込み勝ち。重賞初制覇がビッグタイトルとなった。本橋孝太騎手(23)もダービー初制覇。2着にプーラヴィーダが入り、伊達泰明オーナー、10年10月開業の森下淳平厩舎、父馬フィガロと全く同じワンツーフィニッシュとなった。

 歓喜の口取り撮影、ダービー馬と2着馬が並んでいる。オーナー、父馬、生産者、そして史上最年少で東京ダービーを制した森下師(32)全て同じだ。

 栄冠をつかんだプレティオラスは2角で最後方、3角でも15番手。一団となって速いペースで流れた展開でいつもの直線勝負。大外、ものの見事にはじけて残り200メートルでは完全に馬群を捉え、後続を3/4馬身封じた。「羽田盃は離れ過ぎたので今回はできるだけ馬群についていこうと。馬も行く気十分で4コーナーでは勝てると思った。あとはこの馬の脚を信じました。ダービージョッキーと言われることがこんなにうれしいとは思わなかった」。本橋の笑顔もはじけた。

 クラシックを大きく意識して今年の戦線に臨んだ森下師。徹底して末脚を生かすのがプレティオラスの最大の武器と信じていた。「最後のひとつ(クラシック)を勝てて本当にうれしい。オーナーとスタッフ、ジョッキーに感謝です。急成長してくれているし、馬の状態を見ながらですが次はジャパンダートダービー(G1、7月11日、大井)になると思う」と語った。6月6日生まれのプレティオラス。バースデーダービー馬となった新星から今後も目が離せない。

 ◆プレティオラス 父フィガロ 母ユーロペ(母の父ダンスインザダーク)牡3歳 大井・森下淳平厩舎所属 馬主・伊達泰明氏 生産者・北海道日高町のサンシャイン牧場 戦績14戦3勝(南関東7戦2勝)総獲得賞金5080万円。

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