【日本ダービー】大和オオゾラ「1着が欲しい」

[ 2012年5月23日 06:00 ]

<日本ダービー>コスモオオゾラが苦労人・柴田大を男にする

 全休明けの22日。冷たい雨が降り続く中、コスモオオゾラの背には柴田大の姿があった。競馬開催日以外は、いつも付きっきりだ。「週末は厩舎の方にお願いして、それ以外はずっと乗っています。まさか自分がダービーに乗れる日が来るなんて思いもしなかった。乗り代わりも少なくない今、ずっと任せてくれて本当にうれしい。何とか期待に応えたい」

 デビューした96年は27勝、翌97年はラジオたんぱ賞(エアガッツ)で重賞初制覇。だが、フリー転身後に騎乗数が激減。06、07年の2年間は年間0勝。障害に騎乗したこともある。皐月賞はデビュー17年目で、初の牡馬クラシック挑戦だった。「皐月賞はパドックの雰囲気から違った。オオゾラも頑張ってくれたと思う(4着)。4コーナーで外を回らされたのは厳しかったが、それでも、あれだけやれた。力があると再認識した」

 競馬界では珍しい“復活”を遂げた34歳は、眼前の一戦に死力を尽くす。「折り合いはつくし、スタミナがあるから距離延長は歓迎。できれば、雨がたくさん降ってほしい。それも“運”だと思うが、ダービーは何が起こるか分からない」

 週末は晴れ予報。それでも午後から突然の雷雨で横山典の悲願がかなった09年ロジユニヴァースの例もある。ゲートが開くまで、何があるか分からないのが競馬の祭典だ。「皐月賞のビデオは何度も見た。上位3頭は強いと思ったが、そこまで力差があるとは思っていない。他の馬を負かすにどうしたらいいか。ずっと、それだけを考えている。ダービーは誰もが勝ちたい特別なレース。2、3着ではなくて、1着が欲しい」

 幾多の苦難を乗り越えた苦労人は、自らの手で夢を実現する決意だ。

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