【オークス】ジェンティルドンナ、初の輸送クリア

＜オークス＞東京競馬場に到着したジェンティルドンナ

　桜花賞馬ジェンティルドンナは僚馬エピセアロームと共に午後３時２９分に東京競馬場に到着。初めての輸送自体は無事にクリアした。同じ石坂厩舎に所属する全姉ドナウブルーは初めての関東遠征だった中山牝馬Ｓで大きく体を減らして大敗（１１着）し、馬体を戻したヴィクトリアＭで２着と巻き返した。妹も当日の馬体重がポイントになるが、日迫助手は「初めての場所だとカイ食いが落ちるから、そのへんは考慮してやってきた」と話す。

　１週前にビッシリ追って今週は幾分余裕残しの内容。調教後馬体重を桜花賞時から１２キロ増の４６８キロにもっていった。レースまでに多少減るのは想定内。日迫助手は「４６０キロ前後で競馬に臨めるのでは」との見通しを口にした。

　桜花賞が強い内容だったにもかかわらず、距離が不安視されてか抜けた存在にはなっていない。白井厩舎時代に９５年オークス馬ダンスパートナーの調教をつけていた腕利きは「距離に関しては僕も分かりません」と笑いながらも「状態に不安はない。悔いのないレースができると思う」と手応えをにじませていた。