【東海S】ソリタリーキング“本格化”重賞初V

[ 2012年5月20日 06:00 ]

<東海S>ゴール直前でニホンピロアワーズ(左奥)をかわし、レースを制したソリタリーキング(手前)

 土曜京都のメーン「第29回東海S」は4番人気のソリタリーキング(牡5=石坂)が重賞初制覇。ダート界を沸かせてきたヴァーミリアン、キングスエンブレムなどを兄に持つ良血馬がいよいよ本格化を迎えた。

 好位のインで脚をためたソリタリーキングが、直線前が開いたところでグイグイ伸びてくる。最後は先に抜け出したニホンピロアワーズを首差差し切った。浜中はパートナーの走りを称える。

 「血統的にも期待されてている馬。ここを勝てたのは能力が開花してきた証拠だと思う」

 前走Vに続いての快進撃に石坂師も「夢が広がる重賞勝ち」と満足げ。厩舎ゆかりの血統馬からまた1頭、重賞ウイナーが誕生したことに「ヴァーミリアンの弟ということで凄く高額な馬ですしね。ここまでの馬になってくれてホッとしている」と愛馬の成長に目を細めた。次走については「帝王賞を考えているが、賞金的に厳しいようなら休ませるかも。またこれから決める」。一気に頭角を現したダート界の大物から目が離せない。

 ◆ソリタリーキング 父キングカメハメハ 母スカーレットレディ(母の父サンデーサイレンス) 牡5歳 栗東・石坂厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績18戦7勝 総獲得賞金1億6362万9000円。

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2012年5月20日のニュース