【ヴィクトリアM】蛯名信じるアパパネの復活劇

[ 2012年5月11日 06:00 ]

<ヴィクトリアM>アパパネで出走する蛯名騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」はアパパネの蛯名正義騎手(43)に迫った。

 ――アパパネですが先週、今週と追い切りに騎乗。

 蛯名 1週前より最終追い切りの方が良い動きでした。順調に良化していると感じました。

 ――珍しく北馬場で追われたのは左回りを意識して?

 それもあると思います。あと、ポリトラックだと硬くなるとか、気分を変えてあげたいとか、総合的に判断してのものだと思います。

 ――前々走(香港マイル13着)は思わぬ大敗。

 輸送でトラブルがあり、カーゴの中に10時間以上閉じ込められました。その影響があったのは間違いないと思います。

 ――肉体的な衰えは感じない?

 それは全く感じません。2歳の頃から完成していた馬なのでその後、大きく成長するということはありませんが、衰えているとも思えません。

 ――つまり、このところ成績を残せないのは精神的なもの?

 う~ん、精神的にも走る気がなくなっているとは思えません。掛かって行きそうな雰囲気もあるし、結果が出ていないのが不思議なくらいです。

 ――ゲート入りを嫌がることがなくなってきた。

 府中牝馬S(4走前、14着)あたりからすんなり入るようになったら成績がいまひとつになってしまいました。多少自己主張するくらいの方が良いのかもしれないけど、こればかりはよく分かりません。

 ――昨年はブエナビスタを完封した舞台。

 真っ向勝負で年度代表馬を負かしたんですからね。同じだけ走れれば今年も勝ち負けできるでしょう。そう走れるようにスタッフも頑張ってきたので、期待に応えられるように乗るだけです。

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2012年5月11日のニュース