【ヴィクトリアM】アパパネ、陣営の工夫で“一変”

[ 2012年5月9日 06:00 ]

<ヴィクトリアM>一変ムードが漂うアパパネ

 連覇を狙う5冠牝馬アパパネに、叩いての一変ムードが漂い始めた。今年初戦の阪神牝馬Sは7着に敗れたが、休み明けで取りこぼすのはいつものパターン。馬体重も自己最高の504キロと太めだった。佐藤助手は「稽古をハードにやっているし見た目が締まってきた」と変化を感じ取っている。

 “一変”の裏には陣営の工夫もある。前哨戦では馬房に普通の寝わらを敷いているが、本番に向けては、おがくず状のものにしている。馬は与えられたカイバだけで物足りないと寝わらを食べるが、これなら食べない。さらに背中の無駄肉をそぐために鞍の下には汗取りをつけて調整。佐藤助手は「前哨戦の時よりもストイックな環境にして“ここは走らなきゃ駄目だよ”と教えている。馬も分かっていて、だいぶ競馬モードになっているね」。昨年ブエナビスタを下した舞台。今年も本気の女王が見られそうだ。

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2012年5月9日のニュース