【京都新聞杯】ホマレボシ 余力残しJRAレコードV

[ 2012年5月6日 06:00 ]

<京都新聞杯>直線抜け出したトーセンホマレボシが快勝

 京都新聞杯が5日、京都競馬場で行われた。5番人気トーセンホマレボシが道中2番手から抜け出し、2分10秒0のJRAレコードで重賞初制覇。ダービー(27日、東京)へ弾みをつけた。

 京都の絶好馬場でトーセンホマレボシが2着ベールドインパクトに2馬身半差をつけてゴール。勝ち時計はコスモバルクが04年セントライト記念で刻んだ従来のレコードを0秒1更新。G1馬トーセンジョーダンの半弟。鞍上は今週から短期免許で来日したウィリアムズだ。兄にも騎乗経験があるオーストラリアの腕利きがレースの舞台裏を明かした。

 「ゲートを出て400メートルくらいで落鉄(左前)したけど流れに乗れていたし、悪い感じはしなかったよ。跳びが大きいのはジョーダンと似ているね。久しぶりに日本に帰ってきてG2を勝てて良かったよ」

 振り返れば昨秋の兄の天皇賞勝ちもJRAレコード。潜在能力の高さは弟も負けていない。池江師は「ダービーまで中2週だからまだつくっていない。まだまだ良くなってくるよ」と「5・27」をはっきり意識。皐月賞2着のワールドエース、日曜のNHKマイルCにはマウントシャスタが出走。逸材ぞろいの池江厩舎が春のG1を盛り上げていく。

 ◆トーセンホマレボシ 父ディープインパクト 母エヴリウィスパー(母の父ノーザンテースト)牡3歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・島川隆哉氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績6戦3勝 総獲得賞金7255万2000円。

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2012年5月6日のニュース