【天皇賞・春】ミスターX 展開絶好ナムラクレセント

[ 2012年4月29日 06:00 ]

 京都メーン11Rは、天皇賞・春(G1)。注目は何と言っても昨年のクラシック3冠を制したオルフェーヴルだろう。昨年のこの時季から暮れの有馬記念まで6連勝と圧倒的な強さを見せた。だが、年明けの阪神大賞典で逸走するアクシデント。それでも再び馬群に取りつくと、豪快に追い込んで2着に浮上。その強さを再確認させられる結果となったが、今回も逸走する不安は残る。まして枠順は大外18番。前に壁をつくれずに暴走してしまう可能性は十分ある。断然人気になるほどの信頼はおけない。

 本命は展開絶好のナムラクレセント。3000メートル以上の長丁場は7戦して全て掲示板(5着以内)を確保してきた。昨年の天皇賞では積極的な競馬で3着に粘り込んだ。切れる脚はないが、とにかくバテない。ステイヤーの資質はオルフェ以上かも。

 昨年は道中で入れ替わりの激しいレースとなったが、今年はゴールデンハインド、ケイアイドウソジンと先行馬がはっきりしており、レースはしやすい。前に2頭を置いて2周目の下り坂を利用してスパートするシナリオだ。有力馬に後方待機勢がそろい当然、各陣営はオルフェをマークするだろう。そこで先行勢には絶好の展開が生まれる。ノーマークのまま自分のタイミングで仕掛けて粘り込む。気づいたときには、オルフェでさえ差し届かないシーンが目に浮かぶ。

 馬単(3)から(6)(8)(11)(15)(16)(18)

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2012年4月29日のニュース