【天皇賞・春】重傷乗り越え成長したクレスコ

[ 2012年4月25日 06:00 ]

<天皇賞・春>クレスコグランドに期待を寄せる浜名助手

 【G1ドキュメント=24日】競馬記者の予想に私情は禁物。されど取材を重ねていけば、自然と応援する馬が出てくる。岡崎が訪ねたのは栗東・石坂厩舎の浜名浩輔助手(27)。追い切り前日の軽めの調整を終えたクレスコグランドは馬房でリラックスしていた。昨年のダービー以来、10カ月ぶりの実戦となった大阪―ハンブルクCは坂上で勝ち馬に接近したように中身の濃い3着。気になるのはその後の上積みだ。

 「レース翌日は疲れていたけれど、すぐに乗り出せた。今回は体重こそ大きく変わらないと思うけど、ぜい肉が落ちて筋肉が増えている感じ」

 昨秋の神戸新聞杯直前、運動中に暴れて両膝を擦りむく重傷を負い、秋全休を余儀なくされた。両膝にはまだケガの跡が残る。同助手は当時を神妙な面持ちで振り返る。「馬に申し訳ない気持ちになった。ケガをしてから3週間ほどは舎飼い(馬房から出さないこと)でカイバも少なくしたから体重も40キロほど減った。でも、目は死んでいなかった」

 年を1つ重ねてたくましさを増した相棒を頼もしげに見つめ、こう話す。「もともと長い距離が合うと思っていた馬。ダービー(5着)でちぎられているから力差はあると思うけれど、競馬は分からないからね」。その口調は期待感にあふれていた。岡崎がうなずいていると、番頭の古川助手が「ひいきで印打ったらアカンで」とニヤリ。そんなつもりはないが、重い印を打ちたくなる雰囲気は感じ取れた。

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