【天皇賞・春１週前追い】ジョーダン余裕の先着

＜天皇賞・春１週前追い＞ＣＷで、３頭併せで追い切る（左から）トーセンレーヴ、トーセンジョーダン、ロードランパート

　秋春の天皇賞制覇を目指すトーセンジョーダン（牡６＝池江）の１週前追いは、ＣＷコースでトーセンレーヴ（マイラーズＣ出走）との豪華併せ馬。先行スタートとはいえ、ゴールでは余裕の１馬身半先着。６Ｆ８５秒４～１Ｆ１２秒８は特筆するほどではないが、ラストの脚勢には力強さがあふれていた。「リラックスして走っていたよ。息遣いも凄く良くなっているし言うことない」。感触を確かめた岩田は賛辞を並べた。

　初コンビとなった前走・大阪杯は逃げて３着。直線で一度は後退したが、鞍上の叱咤（しった）に応えて差し返す勝負根性を見せた。「前走でしっかり動かしておいたので、次は楽になると思う。レース運びに注文が付かないし思い切って乗れる」と岩田は終始前向きなセリフを並べる。「この間より気持ちが入ってきた。オルフェーヴルをおびやかしそうだね」と不敵な笑みを浮かべるのは池江師。３冠馬の最大の敵は身内にあり、だ。