【皐月賞】人気と反比例 トリップ状態アップ

[ 2012年4月13日 06:00 ]

<皐月賞>シャワーを浴びるトリップの体からは、湯気が立ち上る

 【G1ドキュメント=12日】「いいよ(先入れの)3番でも。おとなしい馬だから。天気なら内めの方がいいでしょ」。皐月賞にトリップを送り出す松田博師は納得の口調だ。

 枠順発表の数時間前、指揮官は栗東の厩舎でこう語っていた。「理想は6番。スムーズに競馬しやすい後入れの4番か8番でもいい」。先入れの奇数3番になったが希望の内枠なので問題ない。あとは当日、この枠を存分に生かせる馬場と体調にあるかどうかだけ。

 中山競馬場は千葉県船橋市にある。天気予報は金曜が晴れで土曜は曇り時々雨。そして日曜は曇り後晴れだ。「荒れ馬場はこなすが跳びが大きいから滑る馬場はアカン」と気にしていた。予報通りなら、枠順と共にこの関門もクリア。前走のような苦手馬場にはならない。

 トリップは父クロフネ似の芦毛の逸材。1歳セレクトセールで6300万円だった。期待通り新馬→京都2歳Sを1番人気で無敗突破。ところがラジオNIKKEI杯2歳Sは「ソエ(若駒特有の管骨の痛み)があって」4着に沈み、前走の弥生賞は道悪の「滑る馬場+少しのオーバーワーク」で2着に敗れた。2度の敗走で下馬評は高くない。しかし人気と反比例するかのようにトリップの状態は大幅にアップしている。

 「悪い要素は何もないわな。今度はもう自信を持って行けるさ」と井上に笑顔を向けた松田博師。前走の調教で「ちょこちょこしていた」フットワークも今はノビノビ。「全然違う」と指揮官は言い切った。

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