【阪神大賞典】単勝1・1倍も逸走2着 池添「申し訳ないです」

[ 2012年3月18日 21:05 ]

 昨年の年度代表馬オルフェーヴル(牡4=池江)が単勝オッズ1・1倍に支持された阪神大賞典で、まさかの2着に敗れた。

 先頭を走っていた2周目3コーナー手前で外ラチに向かって大きく逸走。場内のどよめきが起きるなか、闘争心を取り戻して馬群に取り付いた。しかしすでにポジションは後方2頭目。4コーナーをまくりながら先団に進出して、鋭く脚を伸ばしたものの、内を通ったギュターヴクライには半馬身差届かなかった。

 「申し訳ないです。これだけの支持をしてもらったし、結果を残さなければならなかった」

 池添はファンの期待に応えられなかったことを開口一番に謝罪した。

 スタート後、内に入れず何とかなだめようとした1周目の3角手前で外からナムラクレセントにかわされた。そこでスイッチが入りコントロールが難しい状態に。さらに2周目の向正面。ナムラと離れての並走となったことで、たまらず先頭に立つ形となった。

 「落馬しないようにしたが、馬を内側に見つけて追いかけた。その時の走りはすごかった。あんなことになってまた戻ってレース…。バケモノです」

 池添は大きく外ラチに逸走しながら立て直したシーンを振り返る。大きな課題を残してもなお、能力はケタ違い。そう印象づけた一戦だった。

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2012年3月18日のニュース