【ファルコンS】メイショウヒデタダ距離&坂が鍵

[ 2012年3月16日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=15日】「馬っぷりいいし、底を見せてないからね」。南井師の快活な声が井上には心地よかった。時折ジョークを交えて、59歳とは思えぬ若々しい笑顔を見せる。ただし、馬の評価に身びいきは一切ない。中京土曜メーン・ファルコンSに出走指令は小倉で2連勝中のメイショウヒデタダだ。

 「ずっと平らなコースで距離も千二ばかり。今度は直線に坂があるし、1ハロン延びる。そのへんだけだね」と課題を口にする。

 「母親(メイショウサマンサ)は函館で新馬勝ち(03年)した。ボクがトレーニングセールでひと目ぼれした馬。厩舎開業(00年)間もない頃でね。いい馬だった。その子供だから余計に思い入れがある」と語る。今も見事な馬だが「牧場で最初に見た時“いいなあ”と思った」と目を輝かせる。重賞になるとこれまでと相手が違う。それを百も承知で熱視線を送る。

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2012年3月16日のニュース