【アネモネS】パララサルー3連勝で桜切符ゲット

[ 2012年3月11日 06:00 ]

<アネモネS>大外強襲でレースを制したパララサルー(右)

 また関東から新星が現れた。桜花賞トライアルのアネモネSが10日、中山競馬場で行われた。1番人気のディープインパクト産駒パララサルーが大外から強襲してV。未勝利から3連勝で桜花賞(4月8日、阪神)切符をつかんだ。2着も関東馬で、マイネエポナが優先出走権を手にした。

 悪条件がそろっていた。発走直前のゲート入りで、後入れのエクセラントカーヴが入らずにゲート内で待たされた。さらに未経験の不良馬場。道中は後方に待機したが、3コーナー手前で真っ先に鞍上・北村宏の手が動く。「3コーナーでステッキを入れたぐらい。道中はどうなることかと…。まずいなと思った」と苦笑いを浮かべて振り返った。それでも直線の切れ味は1頭だけ違った。最内で粘るマイネエポナから約10頭分外を通って差し切った。国枝師は「こういう馬場だし参考外だな。走りやすい馬場なら流れにも乗りやすい」と見通しを話した。

 今後は栗東に早めに入厩して本番を目指す。厩舎の先輩には10年牝馬3冠アパパネがおり、常に比べられるが「3冠?まだ甘い。でも期待していた馬だし、ダテに3連勝はできないからね」と指揮官はまんざらでもない口ぶりだった。

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2012年3月11日のニュース