【東京新聞杯】ラクリマ“代打”で軽快12秒6

[ 2012年2月3日 06:00 ]

<東京新聞杯>ウッドチップコースで追い切るマイネルラクリマ

 日曜東京メーンの東京新聞杯に出走するマイネルラクリマが2日、メンバー中唯一の木曜追いで軽快な動きを披露した。新春早々、スポニチ賞京都金杯で重賞初Vと勢いに乗る同馬。主戦・松岡の負傷で白羽の矢が立った柴田大知騎手(34)もマイネル勢とは相性抜群。さらなる飛躍を期す人馬にとって重要なレースに挑む。

 重賞連勝を狙うマイネルラクリマは、初コンビを組む柴田大が手綱を取って最終追い切りに臨んだ。ダートコース1周で脚慣らしをしてからWコースへ。馬なり単走だが、序盤から軽快なフットワークで加速していく。直線に向き、鞍上が軽く手綱をしごくと鋭く反応。GOサインに馬体を沈め、1F12秒6のスピード感あふれる脚さばきで駆け抜けた。

 「サラッとしまいを伸ばすだけという指示通り。馬に無理をさせず感触をつかむことができた。重賞を勝っているし、やはりいい馬ですね」。初騎乗で手応えを得た柴田大の声が弾む。上原師も「ジョッキーに直線の反応を確かめてもらったが良かったね。予定通りに調整できた」と満足そうに振り返った。

 主戦の松岡が落馬負傷で休養中のため、騎乗機会が巡ってきた。「今回は代打ですから」。柴田大は自分の役割を認識した上で「せっかくもらったチャンスなので、しっかり仕事をしたい」と意気込む。06、07年には年間未勝利の屈辱も味わったが、障害戦にも積極的に騎乗して結果を出し徐々に信頼を回復。昨年は障害重賞を3勝するなど、デビュー2年目の97年以来となる年間20勝に到達した。マイネルネオスで中山グランドジャンプを制し、初のG1優勝も経験。この勝利を機にマイネル・コスモ軍団からの騎乗依頼も増え、06年に52回まで落ち込んだ騎乗回数が昨年はデビュー以来最多となる493回に伸びた。

 今年は1カ月で既に5勝。「いいスタートを切れたし、いい馬に乗せてもらって本当に感謝している」と話す一方で「結果を出し続けていかないと…。2、3着も多いし、もっと上を目指していきたい」と表情を引き締める。ラクリマについても「レースを見ていると一瞬の切れというより長くいい脚を使うタイプ。折り合いを欠く印象もない」とイメージは出来上がっている。勝てば97年ラジオたんぱ賞(エアガッツ)以来、15年ぶりの平地重賞V。人馬共に復活、そして飛躍の1年へ。大きなターニングポイントとなる一戦だ。

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2012年2月3日のニュース