【東京新聞杯】岩田、パテックは「もっとやれる」

[ 2012年2月3日 06:00 ]

東京新聞杯で復活Vを狙うサダムパテック

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「キーマンの懐へ」は、東京新聞杯でサダムパテックに騎乗する岩田康誠騎手(37)を直撃した。

 ――サダムパテックの前走(スポニチ賞京都金杯5着)ですがレース前のテンションは?

 岩田 別にイレ込むわけでもなくいつも通り。良い感じでした。

 ――しかし、スタートがいまひとつ。

 二の足がつかず後方からになりました。久しぶりのマイル戦の流れで行き脚がつかなかったのかもしれません。

 ――向こう正面では少々無理して抑えている感じに見えました。

 行きたがったので抑えました。どうしても後方の位置をキープしようとしたわけではありません。

 ――最後は思ったほどはじけなかった感じ?

 もう少しビュッと来てくれると思っただけに案外でした。

 ――上位4頭よりも重いハンデのせいもあった?

 他との差という意味で多少は影響したかもしれません。でも、57キロですから本来こなしてくれないといけない重量だと思います。

 ――早熟だったという可能性も?

 う~ん、そのあたりは分かりません。ただ、若い時と比べて良い意味で落ち着きは出ています。そういう点では成長していると思うのですが…。

 ――マイル戦というのも悪くはない?

 ベストは2000メートルくらいという気はするけど、それより長くなるよりは短くなった方が良いと思う。

 ――右回りだと岩田騎手にしては珍しく右ムチで叩くことが多い馬ですよね?

 そうなんです。いくらか内へ行きたがるところがあるのでどうしても右から叩くケースが多くなる馬なんです。だから今回は久々の左回りで変わってくれることを期待しています。

 ――最終追い切りの感触は?

 最後まで集中して真っすぐ走ってくれました。本当はもっと走ってくれて良い馬だとは思うけど、少なくとも前走時よりは良くなっている感じです。

 ――比較的厳しい評価をしていますが?

 少々厳しい評価になっているのは期待の裏返しです。3歳春当時のパフォーマンスを思えばもっともっとやれておかしくない馬。そろそろビシッと決めたいです。

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2012年2月3日のニュース