現役3月いっぱいのハープ「最後にもうひと花」

[ 2012年1月3日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=2日】2012年の取材初日は曇り空で気温2度。風邪をひいている浜田は防寒具を着込んで調教スタンドに向かったが、ノートを持つ手が冷たい。マフラーとマスクで寒風をしのぎながら北馬場へと歩いていると、自転車に乗った宗像師に追い抜かれた。速足で追いかけ新年のあいさつを済ませると、早速、中山金杯のエオリアンハープの取材。登録段階では補欠2番手だったが賞金上位馬の回避で出走が可能になった。「諦めていたんだが、がぜんやる気が出てきた。順調に調整できているし53キロも有利だね」と笑顔だ。

 オーナーサイドの方針で現役は3月いっぱいの予定。昨夏の新潟記念では2番人気に支持された実力馬だけに「最後にもうひと花咲かせてやりたい。以前より競馬が上手になっているから」と意気込む。運も実力のうち。出走の幸運を好結果に結び付けたい一戦だ。

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2012年1月3日のニュース