【有馬記念】フラッシュ2着!昨年ダービー馬の意地

[ 2011年12月26日 06:00 ]

<有馬記念>(左から)エイシンフラッシュ、ブエナビスタ、オルフェーヴル、トゥザグローリー

 昨年のダービー馬が最後に意地を見せた。今秋は天皇賞6着、ジャパンC8着で7番人気と評価が急落していたエイシンフラッシュが“最強4歳世代”の底力で銀メダルを奪取。

 天皇賞・秋以来、2度目の騎乗となったルメールは5番手で何とか制御を利かせて追走すると、残り1Fでは馬群の中から一瞬抜け出すシーン。オルフェーヴルには屈したが、同期トゥザグローリーの強襲を首差こらえて、2着を死守した。ルメールは「スローだったので行きたがって…。コントロールするのが大変だったが、直線で前が空いてからは凄い伸びだった。この強力メンバーで2着。勝ち馬は強かったけど、いいパフォーマンスだったね」と愛馬の力走を称えた。

 藤原英師も納得の表情だ。主戦・内田の長期離脱中で6月宝塚記念(3着)以降はパートナーをスイッチせざるを得ない難しい状況下だったが、2度目の騎乗のルメールが結果を出した。指揮官は「道中でしっかりと我慢してくれたことが、最後の伸びにつながってくれた。やっぱり力がある。秋3戦目でレースがかみ合ってくれた感じ。ルメールも手の内に入れてくれたね」と晴れやかな表情で言葉を続けた。

 終わってみれば、3着トゥザグローリー、4着ルーラーシップも最強と言われてきた同期4歳。師は「今後はオーナーと相談して。まだまだ頑張ってくれるはず」と力強く言い放った。4冠馬撃破の先ぽうとして、2012年はさらなる活躍が見込めそうだ。

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2011年12月26日のニュース