【賞金王決定戦】池田年間SG3V!無敵レーサーだ

[ 2011年12月26日 06:00 ]

賞金王決定戦を制し黄金のボートに乗り込みガッツポーズの池田

 愛知支部初の黄金ヘルメット戴冠。ボートレース住之江のSG「第26回賞金王決定戦」は25日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の池田浩二(33)がイン速攻で圧勝。5月の笹川賞、10月の全日本選手権に続く今年3回目のSG制覇を達成した。賞金王決定戦は5回目の挑戦で初V。また、優勝賞金1億円を加算したことにより、今年の獲得賞金は断トツの2億5019万円となった。11Rの賞金王シリーズ優勝戦は、勝野竜司(39=兵庫)が逃げてSG初制覇を飾った。

 クールな男が派手なガッツポーズでゴールイン。「やる気だった。選手になった時からの夢だったし目標だったから」と喜びを爆発させた。21日午前のエンジン、ボートの公開抽選でエース機の呼び声高い「80号機」を射止めた時点で、黄金のヘルメット&1億円を手にしたと言ってもいい。それくらい、今節の仕上がりは他の11人を頭一つリードしていた。

 「(エンジンは)何も触っていないけど、ペラが合ってくれた。住之江でこれほどマッチしたことはなかった」と振り返った池田。ライバルの瓜生が「池田君は強いし、うまい。えっ、そこを?というところを回って来るんですよ」と評していたが、今回のトライアル2、3回戦で見せた道中の追い上げ&競り勝ち劇でその本領を発揮した。

 今回の優勝でSGは16回目の優出で7V。あらためて勝負強さを証明した。残すはオーシャンCとチャレンジCのみ。SG全冠制覇が見えてきたが「目先のSGを獲りにいくだけ。その結果で」とあくまでマイペースを貫く。

 いよいよ“池田時代”の到来。ただ、本人は「ペラ制度が変わるので、何とも言えないし、不安の方が大きい。苦しいと思うけど、頑張りたい」と来年のゴールデンウイーク開催から始まる“未知の世界”に思いを巡らせた。「賞金王のタイトルを獲っちゃって、ダラける面が出そう」という“燃え尽き症候群”も心配する必要はなさそうだ。

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