93年マイルCS優勝、シンコウラブリイ死す

[ 2011年12月8日 06:00 ]

93年11月21日、マイルCSで優勝したシンコウラブリイ

 93年マイルCS優勝馬シンコウラブリイ(牝22)が5日午後、蹄葉炎のため、けい養先の北海道門別町シンコーファームで死んだ。今年5月にディープスカイ産駒の牝馬を出産し、繁殖生活から引退。これまでも何度か蹄葉炎を患ったことがあり、そのたびに回復して周囲を安心させてきたが、今回は症状が好転しなかった。同牧場の井ノ上忠宏氏は「産駒が愛馬会の馬になったこともあり、夏になると会員の方がよく会いに来てくれた。ファンの多い馬だった」と話した。

 現役時は藤沢和厩舎に所属し15戦10勝、マイルCSを含む重賞6勝を挙げた。引退後は産駒からロードクロノス(中京記念)を出すなど血を広げ、4日の小倉3Rでは孫のマイネエポナが未勝利戦を快勝。藤沢和師は「(厩舎の)初めて重賞(92年ニュージーランドT4歳S)を勝ってくれた思い出深い馬。カイバをあまり食べず、馬なり調教で仕上げるなど勉強させてもらった」と別れを惜しんだ。

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2011年12月8日のニュース