【天皇賞・秋】ペルーサ迫力!藤沢和師「いい体」

[ 2011年10月29日 06:00 ]

<天皇賞・秋>迫力ボディーが際立つペルーサと横山典騎手

 美浦で最も元気の良さが目立つのが昨年の2着馬ペルーサだ。28日も他馬が静に徹する中、横山典を背に坂路で躍動。2本目は4F57秒8~1F14秒8をマークした。これで29日もラストを伸ばすというのだから相当な運動量だ。木曜の馬体重発表では前走から22キロ増の528キロ。栗毛の馬体は力強く膨らみ、尻には筋肉がギュッと詰まっている。

 「順調に来ているぞ。随分立派な馬体になっただろう」と藤沢和師も迫力ボディーがお気に入りの様子だ。追い切りに続いて横山典を乗せたことについては「ノリが自分から厩舎に来たら乗せなきゃな」。主戦も大一番へ、かなりの感触を得ているようだ。

 96年バブルガムフェロー、02年シンボリクリスエスが3歳にして天皇賞・秋を制したが、基本的に馬は4歳秋に完成すると指揮官は考えている。「3歳と4歳では体つきが全く違う。ペルーサは付くべきところに筋肉が付き、本当にいい体になった。現4歳世代は相当に強いが、その中で頑張ってきた馬。当然、期待しているよ」。自身5度目の盾制覇へ。藤沢和師の眼光が鋭さを増し始めた。

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2011年10月29日のニュース