【菊花賞】ミスターX サダムパテック3冠阻止だ!

[ 2011年10月23日 06:00 ]

 京都メーン11Rはクラシック3冠の最終戦・菊花賞(G1)。今年は皐月賞、ダービーを制したオルフェーヴルの3冠制覇がかかる大一番となる。

 秋初戦の神戸新聞杯は上がり3F32秒8の鬼脚を発揮して他馬を子供扱いしたオルフェーヴル。3冠は間違いないと断然人気を集めているが…。前半1000メートル通過が63秒5の超スローペースで、最後は得意な瞬発力勝負。長距離に必要なスタミナ面を一切問われないレースだった。さらに距離が延びて、スタミナ勝負になりやすい淀の3000メートルを乗り切れるか、不安が残る。今年と同じように前哨戦で上がり3F33秒3の瞬発力勝負を制した昨年のローズキンダムは、菊の舞台で1番人気に支持されながらも、2着に敗れた。昨年と同じ結果になる可能性も十分考えられる。

 本命はサダムパテック。クラシック第1弾の皐月賞では1番人気に支持されたほどの実力馬。その皐月賞はスタートでタイミングが合わず、流れに乗れなかった。さらに直線でも前が壁になる不利があった。それでも最後は2着まで浮上し地力の高さを証明した。力的に2冠馬とそう差はない。続くダービーは7着に敗れたが、西園師は「敗因は距離ではなく道悪の馬場」とキッパリ。決して力負けではないと強調した。

 さらにこの中間は短期放牧に出してリフレッシュ。「凄く落ち着いてるしこれなら折り合いも大丈夫」と巻き返しに手応えをつかんでいる。折り合いに不安のあるライバルを負かすならこの舞台かもしれない。

 馬単(11)から(8)(13)(14)

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2011年10月23日のニュース