【富士S】アポロン復活V!マイル戦線主役に名乗り

[ 2011年10月23日 06:00 ]

<富士S>レースを制したエイシンアポロン(13)

 マイルのG3戦「富士S」が東京競馬場で行われ、1番人気に支持されたエイシンアポロンが外から力強く伸び、アプリコットフィズとの競り合いを制して昨年の京王杯2歳S以来となる重賞2勝目をマークした。

 2度目のコンビとなった田辺は馬の能力を信じて乗った。「休み明けの毎日王冠(4着)で驚くほど頑張った。叩いた今回はチャンスと思っていた」。馬場の悪いインを避け、直線は迷わず大外へ。坂で抜け出したアプリコットフィズをしぶとく追い詰め、ゴール前で計ったようにかわした。

 京都競馬場でモニター越しに声援を送った松永昌師は「強い競馬だった。1回使って良くなっていたし賞金も加算できた」と喜んだ。次走は引き続き田辺でマイルCS(11月20日、京都)へ。完全復活を果たした実力馬が主役不在のマイル戦線に殴り込みをかける。

 ◆エイシンアポロン 父ジャイアンツコーズウェイ 母シルクアンドスカーレット(母の父サドラーズウェルズ) 牡4歳 栗東・松永昌厩舎所属 生産者・米国シルクアンドスカーレットシンジケート 戦績13戦3勝 総獲得賞金1億8533万2000円。

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2011年10月23日のニュース