【府中牝馬S】イタリアン重賞V3!夏女いざ頂点へ

[ 2011年10月17日 06:00 ]

<府中牝馬S>外から猛追した2着・アニメイトバイオ(左)を抑えてレースを制したイタリアンレッド

 「第59回府中牝馬S」が16日、東京競馬場で行われ、5番人気のイタリアンレッドがアニメイトバイオ、フミノイマージンの追走を振り切ってV。サマー2000シリーズを制した勢いそのままに重賞3連勝を飾った。1番人気の5冠牝馬アパパネは直線で失速し14着に敗れた。

 2走前の七夕賞以来の騎乗となった中舘は「自分の中で東京は駄目だと思っていた…。一瞬の脚が武器なので、小回りの差し馬というイメージを持っていたけど馬に助けられたね」と満面の笑み。道中はアパパネの直後で流れに乗った。「意識はしてなかった。ここ数戦は引っ掛かっていたので、折り合いにだけ気を付けていた。自分との戦いだったよ」と振り返った。

 次走はエリザベス女王杯。浜中とのコンビで牝馬の頂点を狙う。石坂師は「放牧から戻って来て筋肉が凄く柔らかくなっていた。昨年とは馬が違うし、その成長の証を見せられた。この勢いなら期待を持っていけるね」と意気込む。夏女の快進撃は止まらない。

 ◆イタリアンレッド 父ネオユニヴァース 母バルドネキア(母の父インディアンリッジ) 牝5歳 栗東・石坂厩舎所属 馬主・東京ホースレーシング 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績18戦8勝 総獲得賞金2億2618万9000円。

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2011年10月17日のニュース