【南部杯】トランセンド 世界2位の実力だ!ゴール前の激戦制す

[ 2011年10月10日 16:18 ]

2着のダノンカモン(6)との競り合いを頭差でかわす優勝したトランセンド(右)

 「第24回マイルチャンピオンシップ南部杯」(G1、ダート1600メートル・晴良15頭)は10日、東日本大震災で被害を受けた岩手競馬を支援するため、盛岡と姉妹提携している東京競馬場11Rで行われ、藤田伸二騎手騎乗の1番人気、3月の国際G1、ドバイワールドカップで2着に入ったトランセンド(牡5=栗東・安田厩舎、父ワイルドラッシュ、母シネマスコープ)が、ゴール前の激戦を制して優勝した。勝ち時計は1分34秒8。

 盛岡競馬場で使用するファンファーレが東京競馬場に鳴り響いてのスタートから、エスポワールシチーが先行してレースを引っ張り、トランセンドは2番手につける序盤戦の展開。
 
 3角までは縦に伸びる展開となり、4角から直線に入ってもエスポワールシチーが先頭で逃げ切りに入ったが、中央から抜け出したダノンカモンとトランセンドが鋭い伸びで追走し、トランセンドが上がり3Fを36秒8の末脚でダノンカモンをゴール直前に頭差でかわし1着でゴールに飛び込んだ。ダノンカモンと半馬身差の3着にはシルクフォーチュンが入った。
 
 水沢競馬から参戦のロックハンドスターはスタート直後の故障で競走を中止した。

 ▽トランセンド 5歳牡馬、父ワイルドラッシュ、母シネマスコープ。北海道新冠町のノースヒルズマネジメント生産、馬主は前田幸治氏。戦績は17戦9勝、重賞5勝。獲得賞金は6億1865万8900円。

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2011年10月10日のニュース