【スプリンターズS】ロケットマン急坂楽々11秒9

[ 2011年9月28日 06:00 ]

コーツィー騎手を背に芝コースで追い切ったロケットマン

 シンガポール最強スプリンターのロケットマンは、トレードマークの白いシャドーロールを着用し香港馬2頭よりも先に馬場入り。初めての日本の芝にロケットマンは頭を上下させてやや興奮気味。付きっ切りで稽古をつける鞍上コーツィーがなだめながら追い切りはスタート。3コーナー過ぎに一気にギアチェンジすると、グングン加速。初体験の急坂でも勢いは止まることなく、真っすぐに駆け上がった。時計は4F51秒0~1F11秒9をマーク。動きを見守ったショー師は「ラスト400メートルをしっかりと追ったが思った通りの動きだった」と満足げ。

 今年に入って5連勝中と絶好調。「速いペースで行きながら、最後は加速できるのが強み。レースは直線に入ったところで3番手以内につけて優勝を目指す」とイメージを描いていた。世界トップクラスの走りを見せる準備は整った。

 ◆フェリックス・コーツィー 1959年3月7日生まれの52歳。南アフリカ出身。母国でチャンピオンジョッキーとなった後、香港へ移籍。15シーズン以上にわたって第一線で活躍したが、08年12月から子弟の教育の都合により拠点を南アフリカに戻した。来日は6回目。05年スプリンターズSをサイレントウィットネスでV。

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2011年9月28日のニュース