【神戸新聞杯】オルフェーヴル圧巻V!3冠へ好発進

[ 2011年9月25日 16:10 ]

 第59回神戸新聞杯(25日・阪神11R芝2400メートル・良11頭、G2)は1番人気で池添騎手騎乗のオルフェーヴル(牡3=池江)が圧勝した。勝ち時計は2分28秒3。池添騎手は本走初勝利、池江調教師は07年ドリームジャーニー以来2勝目となった。

 6枠8番のクレスコグランドが両足肢挫創により出走取り消しとなって、11頭立てで迎えた西の菊花賞トライアル。
 
 好スタートは内のスマートロビンとイグアス。ステラロッサ、トリノも先手争いに加わっていった。これを見るようにオルフェーヴル、ダノンミル、ウインバリアシオン、フレールジャック、ショウナンマイティが一団を形勢。

 その後もマイペースな逃げを見せるロビン。単独2番手をイグアス、3番手にダノンミルとステラロッサがつけて縦長となった馬群は、前半の1000メートルを63秒5の超スローペースで通過していった。この流れの中、1番人気のオルフェーヴルは6番手に、ウイン、フレールはそれを見る形につける。

 3コーナーを回り、スローペースで逃げるロビン。それをイグアス、ダノンミル、ステラロッサと続く流れは、4コーナーを迎え一気に動く。直線に入ると一杯になったロビンをイグアス、ミルが捉えるも、その外から一気にオルフェーヴルがかわし、独走状態へ。しかし、その外からウインも切れ味鋭い末脚を見せて猛追。さらに大外からはフレールが後方から伸びてくる。しかし、オルフェーヴルとの差は縮まらず、最後は池添騎手が手綱を抑える圧巻の走りを披露した。

 05年ディープインパクト以来、史上7頭目の3冠制覇に向け、全兄ドリームジャーニーとの兄弟制覇を果たし、始動戦を圧勝したオルフェーヴル。3冠、そして暮れの古馬との対決に向け、期待を持たせる走りだった。

 2馬身1/2差の2着に2番人気のウインバリアシオン、そこから2馬身1/2差の3着には3番人気のフレールジャックが入り、ここまでの3頭が菊花賞の優先出走権を手に入れた。

 ◆オルフェーヴル 3歳牡馬 父ステイゴールド、母オリエンタルアート。北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム生産。馬主はサンデーレーシング。戦績9戦5勝。重賞4勝目。獲得賞金は4億5620万9000円。

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2011年9月25日のニュース