【中山新馬戦】ナイト全弟、評判に違わぬ好素材

＜中山新馬戦＞ブライアンズオーラ（手前）と併せ追い切るサウスパシフィック

　フランス遠征中のナカヤマナイトの全弟サウスパシフィック（二ノ宮、父ステイゴールド）が、日曜中山５Ｒ（芝１８００メートル）でデビューする。三浦助手は「評判になるぐらいのことはあるね。将来的に相当良くなってくるだろう」とジャッジする素質馬だ。

　新潟でのデビューを見送り、入念に乗り込まれてきた。最終追いはＷコースで併せ馬。ブライアンズオーラ（新馬）を２馬身追走して楽に先着。仕上がりの良さが目立つ。時計は５Ｆ６８秒３～１Ｆ１３秒２。

　「まだ緩いところがあって使ってからの方が良さそうだが、十分に乗り込んでいるし実戦でその良さが出れば。体は４９０キロぐらいあって体形的に兄（４６０キロ前後）とは違う。性格も兄より落ち着いていて距離は長い方が良さそうだね」と三浦助手。兄はクラシックで皐月賞５着、ダービー４着とあと少しだった。兄の無念を晴らすために、弟が注目の初陣を迎える。