【新潟2歳S】状態最高ニコールが波乱の主役

[ 2011年9月2日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=1日】雨が降ったりやんだりのトレセン。井上は最西端の角田厩舎へ。新潟2歳Sのニコールバローズが気になって仕方ない。デビュー戦の前走小倉新馬戦が印象的だ。パドックでは腹に締まりがない上にイライラ。しかも、3角まで女馬らしからぬズブさを見せ、4角では先行馬に進路をふさがれる窮地。瞬時に最内へ。そこから突き抜けた。

 「おなかがポコンと出ていたね。食べ過ぎるくらいで栗東より10キロ増えて460キロ。3角から真っすぐ走って、4角で前をフタをされ最内へ。嫌気が差してしまう競馬で勝つんだから着差以上に強かった」と。今年3月開業の角田師は甘いマスクをほころばせた。

 「前走直後にフケ(発情)って分かった。僕の中では状態は最高にいいんで期待感はある」。新潟2歳Sは過去5年連続で馬単万馬券。今年はこの馬が波乱の主役を演じる。

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2011年9月2日のニュース