幸四郎 祇園で殴られ左ほお骨折…騎乗予定は白紙

[ 2011年8月20日 06:00 ]

顔面を殴打され、左ほお骨を骨折した武幸四郎騎手

 日本中央競馬会(JRA)の武幸四郎騎手(32)が京都市東山区の飲食店で客の男に顔面を殴打され、左ほお骨を骨折したことが19日、分かった。武騎手は同日、京都府警東山署に被害届を提出。男は立ち去っており、同署は傷害容疑で行方を追っている。

 捜査関係者によると、武騎手は19日午前5時30分ごろ、同区祇園のレストランで、店内にいた男と口論となり、顔面を殴られ、武騎手の知人が110番した。別の飲食店で酒を飲んだ後、知人ら数人とレストランに来店しており、男も複数で来店していた。武騎手と客の男とは面識がないという。

 JRAによると、ケガの程度など詳細は不明。なぜ口論になったのかについても分からないという。20日、21日は小倉競馬で計5レースに騎乗する予定だったが、すべて乗り代わりとなった。来週以降も騎乗できるか決まっていない。

 武騎手は武豊騎手(42)の弟で、97年3月にデビュー。JRA通算594勝。00年の秋華賞などG1・3勝を含む重賞25勝をマークしている。テレビ局のアナウンサーや芸能人との交際が取り沙汰されるなどプレーボーイとしても知られる。

 有名人が殴打された事件では昨年11月、歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が東京・西麻布で同じように酒席でトラブルになり、元暴走族メンバーから暴行を受けた。海老蔵は顔面骨折で手術を受け、全治2カ月と診断された。

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2011年8月20日のニュース