【小倉記念】ファントム“逆転”見据え1馬身先着

[ 2011年7月28日 06:00 ]

<小倉記念>コスモファントム(右)はキーメーカーと併せて先着

 コスモファントムが坂路に姿を現したのは午前5時30分。荒れてきた馬場に苦しげな併走馬キーメーカー(3歳未勝利)を尻目に1馬身ほど先着した。4Fは計時エラーだったが相手から計れば52秒台。「しまい重点で。前走時よりはいいと思う。暑さも大丈夫みたい。いい競馬するんじゃないかな」と宮師は満足そうに振り返った。

 この日の併せ馬では早めに加速して、そのまま押し切る形だった。レースでも同様に平均的に脚を使うタイプ。それだけに力任せにグイグイ押す流れが合う。開幕週の馬場は絶好だ。「小倉は合っている。平均的に流れてくれるから。平均ペースには強いよ。時計が速くても対応できる」

 トップハンデとはいえ、前走・七夕賞で0秒6差だった勝ち馬が3キロ増。それでいてこちらは据え置きならば不利はない。逆転の2文字を、しっかりと視界に入れている。

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2011年7月28日のニュース