芦毛の雄姿再び オグリ一周忌で銅像除幕式

[ 2011年7月3日 16:56 ]

一周忌に合わせて除幕されたオグリキャップの等身大銅像

 「芦毛の怪物」の雄姿再び―。1980年代後半に競馬ブームを巻き起こした名馬、オグリキャップの等身大の銅像が、引退後に種牡馬生活を送っていた北海道新冠町で完成し、一周忌の法要に合わせて3日、除幕式が開かれた。

 競馬関係者で組織する建立委員会が呼び掛け、約1300人から寄せられた約2800万円の募金が制作費に充てられた。像は白銅で芦毛を表現し、若々しく前に進む様子を再現した。

 除幕式の会場には現役当時の写真や蹄鉄など、ゆかりの品々が展示。「夢と感動をありがとう」「会えて本当に良かった」など、ファンからのメッセージも飾られた。

 東京都足立区から来た会社員為田豪さん(38)は「どんな形でも姿が残ってほしかった。天国でも自由に走り回ってほしい」と感慨深げだった。

 オグリキャップは85年、北海道三石町(現新ひだか町)で生まれ、地方の笠松競馬(岐阜)でデビュー。88年に中央競馬へ移り、有馬記念を2度制するなど活躍した。

続きを表示

2011年7月3日のニュース