【マーメイドS】フミノイマージン魅せた最速末脚!

[ 2011年6月20日 06:00 ]

<マーメイドS>ブロードストリート(右)を差し切り快勝したフミノマージン

 秋に夢をつなぐ完勝劇だ。牝馬限定重賞「第16回マーメイドS」が阪神競馬場で行われ、2番人気のフミノイマージンが後方待機から直線で外から一気に突き抜けた。重賞2勝目を飾り、秋の大目標をエリザベス女王杯(11月13日、京都)に定めた。

 終わってみれば、後方に構えていたハンディキャッパーの“お眼鏡”にかなった実力派差し馬のワンツー決着。勝ったのは55キロのフミノイマージン。トップハンデ56キロに次ぐ重量を背負いながら、問答無用の外差し一気を阻む者は誰もいなかった。「ゲートは出負けしたんですか?」というインタビュアーの問い掛けを、太宰は言下に否定した。「あの形で行くつもりだったから。ゲートは遅れたわけじゃありません」

 先行馬が圧倒的に有利という過去のデータもお構いなし。迷いなく後方12番手を追走。スタンドで見守る本田師にも以心伝心だった。「掛かることなく折り合っていたね。(太宰)啓介はウチの調教を手伝ってくれていて、よく分かっているから」と話し、その戦法に全幅の信頼を置いていた。ごちゃつく馬群を横目で見ながら4角でスムーズに大外に持ち出す。「手応えが来ていた」と太宰が言えば、本田師も「抜けちゃうな、と思ったよ」と明かす。両者の想定通り、上がり3F34秒3のメンバー最速の末脚で鮮やかに差し切った。

 「この後は夏休み。秋はエリザベス女王杯が目標になる」と本田師は先を見据える。頂点を狙える手応えがあればこそだ。太宰もそれを受けて、期待に胸を膨らませる。

 「差す形の競馬を覚えてきた。以前の弱いところがなくなって今が完成型。このまま行けば秋が楽しみ」

 女王杯ではG1・5勝馬アパパネが待ち受けるが、今の充実ぶりなら好勝負は可能だ。ブエナビスタと同じ5歳世代。一昨年のオークスではそのブエナに1秒9も離された11着に終わったが、じっくりと力を付けてついにビッグタイトルを狙えるところまで来た。自慢の末脚にさらに磨きをかけ秋の戦いに備える。

 ◆フミノイマージン 父マンハッタンカフェ 母シンコウイマージン(母の父ディキシーランドバンド) 牝5歳 栗東・本田厩舎所属 馬主・谷二氏 生産者・北海道日高町シンコーファーム 戦績18戦6勝 総獲得賞金1億4458万2000円。

 

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