【中山新馬戦】スマイルゲート初戦V「暮れが楽しみ」

[ 2011年6月19日 06:00 ]

<メイクデビュー中山>デビュー戦を勝利で飾っスマイルゲート(手前)

 夏競馬が開幕した。東日本大震災の影響で福島競馬が中止となり、替わって3回中山競馬がスタート。夏の中山開催は11年ぶり、6月の開催は15年ぶりとなった。なお、電力事情に配慮してクリスタル棟(発売所も含む)を閉鎖。照明の一部消灯、エスカレーターの一部運行停止などの節電対策も行った。

 函館、中山、阪神の3場で一斉に2歳新馬戦もスタート。中山5Rは、重賞3勝馬スマイルジャックの全妹という期待の血統、スマイルゲート(国枝、父タニノギムレット)が1番人気に応えた。好スタートからサッと2番手につけ、直線で力強く抜け出す大人びたレースぶり。後藤は「非常に賢い馬。調教でゲート、走るフォームがしっかりしていることは確認できたので、それをレースで出せればと考えていた。練習通りに力を発揮してくれた」と学習能力の高さを褒めた。そして「タメが利くようになるかが今後の課題。マイルまでは走らせたいから」とさらなる活躍へのポイントを挙げた。

 国枝師は「落ち着いて競馬ができたので、このままいってほしい。暮れが楽しみになった」と笑み。次走は未定だが、09年アパパネが制した阪神JF(12月11日)を早くも見据えていた。

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2011年6月19日のニュース