北海道シリーズ開幕 1年目・杉原「何とか結果を」

[ 2011年6月15日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・函館=14日】北海道シリーズは例年通りのスタート。前日までは雨で肌寒かったが、取材初日となった14日は好天となり気温が上昇。浜田は防寒用のジャケットを後悔しつつ、汗だくの厩舎回りとなった。馬の姿も少なくなった午前9時すぎ、藤沢和厩舎をのぞくと調教を終えた杉原が笑顔で迎え入れてくれた。

 今年3月にデビューし、5月14日の新潟で初勝利を挙げたばかり。「1年目で滞在させてもらっているのは僕だけ。いいジョッキーが集まるので、何とか結果を出して自分をアピールしていきたい」と意気込む。レースはもちろんだが、調教の乗り手としても厩舎を支える。五稜郭Sに出走するリリエンタールは、美浦でも調教にまたがってきた。「前走(むらさき賞)を勝った後の方が乗り味が良くなってきた。中2週でも疲れは感じないし、馬も力をつけたと思います」。オープン馬の背中を知ることも、1年生騎手には大きな財産だ。

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2011年6月15日のニュース