スペリオビーン初陣へ 宮師も好勝負を意識

[ 2011年6月15日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=14日】高齢馬の頑張りには何かを訴える力がある。先週日曜の新潟メーン・川中島Sを10歳馬スマートブレードが制した。ひたむきに走り続け、デビュー59戦目でオープン入り。15頭立て13番人気での力走に柏原はしびれた。ただ、下馬評は低くても宮師はそれなりに感触をつかんでいたようだ。

 「夏場がいいタイプで状態が良くなっていたから。それに新潟は走るしハンデも1キロ軽くなって、外枠も良かった。うまくかみ合ったね。それにしてもこの馬、えらいよ。稽古で動かなくても競馬ではしっかり走る。無駄な力を使わないのがいいんだろうなあ」

 元気な10歳馬が話題を提供した宮厩舎。今週から始まる2歳戦にも期待の若駒がスタンバイしている。阪神1600メートル(日曜5R)デビューのスペリオビーン(牡、父アドマイヤボス)について「ゲートが速いしスタミナもあるから、そんなに変な競馬にはならないと思う」と好勝負を意識していた。

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2011年6月15日のニュース