【オークス】軽快ホエール「一番いい状態」

[ 2011年5月22日 06:00 ]

<オークス>巻き返しを期す池添謙一騎手とホエールキャプチャ

 桜花賞2着のリベンジに燃えるホエールキャプチャは、決戦前日の美浦で抜群の気配を見せた。土曜朝は坂路を1本、15~15のペースでサラッと流して大一番に備えた。しっかりと折り合い、力強い脚さばきで坂を駆け上がった。

 蛯名厩務員は「前走後はさすがにガタッと来た。顔を見ても疲れている感じはあったが、カイ食いは落ちなかったし、調整はしやすかった。本当に凄い馬」。70年の桜花賞馬タマミなど数々の名馬を手がけた名厩務員も驚きを隠せない。

 調教後の馬体重は前走から2キロ減の452キロ。「クイーンC1着の時(460キロ)は少し重い感じがしたし、これぐらいでちょうどいいと思う。これまではいろいろと不安もあったが、今回は何もない。一番いい状態で送り出せる」と自信を口にした。今秋に定年を迎える熟練の腕に磨かれたホエールキャプチャが、今度こそ悲願のタイトルをつかみ取る。

続きを表示

2011年5月22日のニュース