キッツ調教助手 去年の“悔しい”表情に復活V確信(1)

[ 2011年5月16日 08:00 ]

馬房で穏やかな表情を見せるマイネルキッツ

 2年前の天皇賞・春覇者マイネルキッツ。3年連続3度目の出走となった今回は惜しくも6着に終わったが、8歳にして「闘志は衰えていない」と担当の奥村調教助手は言う。昨年2着に敗れたキッツを見て「絶対またどこかで勝つ」と確信したという奥村調教助手にウマドル桜井聖良が今回のレースと今後について取材した。

 昨年8月からの長期休養が明けて臨んだ日経賞と2勝目を狙った天皇賞・春。担当の奥村調教助手からキッツに対する熱い思いを聞いてきましたので、お伝えします!

 ――出入りの激しいレースでしたね。

 奥村「力を出し切れず終わってしまいました。有力馬と言われた馬達の中でも出し切れず終わった馬が多いのは残念です。もちろんそれも競馬ですし、その中でも力を出して好走した上位馬はすごいなあと素直に思うのですが。多くの馬がG1という大舞台で不完全燃焼で終わってしまったことはやはり残念だなと思う気持ちも正直なところあります」

 ――戻ってきたキッツは今までと比べていかがでしたか?

 奥村「さすがに3200メートル走ってきたので疲れてはいましたが、去年の天皇賞・春後とは全く違いますね。ちょっときつい調教後みたいな感じで、思い切り走った!という感じとは程遠かったです。去年の天皇賞・春後のキッツの顔はね、俺は忘れないですよ」

 ――えぇ!どんな顔をしていたのでしょうか?

 奥村「去年、差されて2着だったでしょ?あの後、洗い場でも前掻きして立ち上がりそうになって、全身から悔しい!というのがにじみ出ていた。普段ならすぐ採れる尿もなかなか採れないほど。いつも優しい穏やかな顔していたのに、目も釣り上がり、ものすごい険しい表情だったんだよ。こいつは絶対またどこかで勝つ、と思ったね。今回はレースから帰ってきて普通に洗って、ご飯ご飯という感じ。調教の時と一緒でした」

 ――体重が当日マイナス8キロでした。心配の声がありましたが実際いかがでしたか?

 奥村「うーん、そこはそこまで気にしなくてよかったと思います。飼い葉もしっかり食べていましたし。当日はキッツも緊張していたようでボロがいっぱい出たんですよ。そのせいだと思いますが、順調に調整できていましたよ。」

 ――去年札幌で見たときよりもキッツの状態がとてもいいように見えました!

 奥村「あの頃も体調などは全く問題なかったのですが、去年の日経賞、天皇賞・春よりはよくなかった。今年は長期放牧から帰ってきて馬がリフレッシュできたんだなというのが見てすぐわかったので、安心しましたね」

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