【天皇賞・春】コスモメドウ栗東滞在の効果絶大

[ 2011年4月30日 06:00 ]

<天皇賞・春>栗東調整で気配良好のコスモメドウ

 栗東で調整を行っている関東馬3頭の中でも、最大の上がり馬と言えるのがコスモメドウ。決戦を2日後に控えた29日は、ダートコースを多用する畠山重厩舎らしく、栗東Eコースで調整。「軽めにハッキング(ごく軽いキャンター)程度。フワッと乗った感じ」。そう振り返った池田助手だが、手綱にはしっかりとした手応えが伝わっている。

 「競馬が近いということに気付いているようで、気合が乗ってきている」

 今年に入り、3000メートル以上のレースばかり3戦して1、1、2着。4歳春を迎えステイヤー資質が一気に開花したが、課題も抱えていた。「ずっと前日輸送の競馬が続いていたが、いつもテンションが高かった。でも、久々に東京で当日輸送したダイヤモンドS(1着)は凄く落ち着いていた。前走の阪神大賞典はテンションが高めだったので、やはりレース前日にコース入りしてガス抜きしてやるのがいいみたい。今回はそれができる」。栗東滞在のメリットを最大限に生かして調整している。

 栗東ではマイネルキッツ、コスモヘレノスと隣合わせの馬房。「関東馬同士頑張りたいし負けたくない気持ちもあります」。夢はもちろん、3頭での上位独占だ。

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2011年4月30日のニュース