【天皇賞・春】上向きフラッシュ「乗りやすい」

[ 2011年4月28日 05:55 ]

CWコースで追い切るエイシンフラッシュ

 気配は明らかに上向き。昨年のダービー馬・エイシンフラッシュはCWコースでゴッドエンブレム(6歳1600万)を大きく追走する形。直線では並びかける間もなく、インから一気に抜け出した。肩ムチが一発入って、最後まで集中した走り。切れをさらに増した印象だ。鞍上の鮫島(レースは内田)は感触の良さを伝えた。

 「今までで一番乗りやすいですね。力んでいる感じはしないし、先週よりまた軽くなっていますよ」

 約3カ月ぶりの休み明けだった大阪杯は3着。斤量59キロを背負いながら、最後は鋭く伸びてきたあたり、やはり力がある。藤原英師は「今は馬が楽なんやろうな。痛いところがなくてガムシャラに走れている」と結果が出なかった時期との違いを感じ取っている。

 今回は3200メートルの長距離戦。トレーナーは「適性の部分は分からない。だけど今の3200メートルはある程度、瞬発力勝負だからな。最後の切れを生かせれば」とみている。折り合い面に進境を見せる今なら長距離でも対応可能。持ち前の末脚をここでも最大限に発揮する構えだ。

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2011年4月28日のニュース