【マイラーズＣ】ミスターＸ　ダノンヨーヨー鬼脚決める

　春の阪神開催も今週でラスト。その最後を飾るのが１１Ｒ・マイラーズＣ（Ｇ２）。注目は始動戦を迎える昨年の牝馬３冠を制したアパパネだが…。

　マイラーズＣが行われる芝の外回りコースは最後の長い直線に備えて、道中の流れが緩みやすく、ラストは瞬発力勝負になりやすい。折り合って、切れる脚を使える馬が活躍している。

　今年の２月末から先週までの阪神開催で芝・外回りコースで行われたのは３６レース。そのレースで上がり３Ｆ最速の末脚を使った馬は延べ４８頭いて、その成績は【１４９１３１２】。その単勝回収額は１７８円、複勝回収額は３３４円をマーク。上がり最速をマークする馬が分かれば、もうかるコースなのだ。

　本命◎はダノンヨーヨーに託す。昨秋以降の４戦中３戦で上がり最速をマーク。最強のマイラーを決める昨年のマイルＣＳでも上がり３Ｆ最速の３３秒６の末脚を繰り出した。現役マイラーの中でもＮｏ・１の末脚の持ち主と言える。ロスなく立ち回って抜け出した勝ち馬エーシンフォワードには及ばなかったが、外から強襲して首差まで迫った。末脚が生きる阪神・外回りコースで、今度こそ鬼脚をサク裂させる。

　注目のアパパネはしぶとく脚を使うタイプ。全１０戦で６勝をマークしているが、上がり最速をマークしたのは２戦のみ。今の阪神馬場には合わない。

　単勝・複勝（１１）で勝負。