【皐月賞1週前追い】サダムパテック“完ぺき”

[ 2011年4月14日 06:00 ]

坂路、サダムパテック(右)はイコピコと追い切る

 皐月賞(24日、東京)の1週前追い切りが美浦、栗東で一斉に行われた。弥生賞の勝ち馬サダムパテック(牡=西園)は1冠獲りへ、寸分の狂いもなく調整が進められている。

 坂路での追い切りは古馬オープンのイコピコを追いかける形でスタート。テンの1Fを14秒9で入ると、以下13秒6、12秒6、12秒1と徐々に加速していく理想的なラップを刻んで、首差の先着を果たした。

 「馬なりで最後の2Fが24秒7で、ラスト1Fは12秒1。文句はないね。前走を使ったことで動きも良くなっている」と西園師は上積みを強調した。明らかな上り調子でG1に臨めるのも、前走・弥生賞の仕上げがトライアルとしては絶妙のさじ加減だったからだ。

 「前走は本番に向けて良くなる面を残しながらの仕上げだった」と西園師は明かすが、それでいながら「折り合いもついて強い内容」の完勝だから期待は膨らむ一方だ。「今回はしっかり調教をこなしてきているし、次はもっと走れる」と仕上げに自信を見せた。東京コースでは東京スポーツ杯2歳Sで圧勝を飾っており、優勝候補の筆頭だ。

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2011年4月14日のニュース