【マーチS】テスタマッタ重賞初V!四位は苦笑

[ 2011年4月11日 06:00 ]

<マーチS>テスタマッタが差し切り快勝

 阪神12RのマーチSはテスタマッタが後続に2馬身半差をつけてJRA重賞初制覇。2着ブラボーデイジー、3着インバルコで3連単28万9140円の高配当となった。馬力が、そして地力が違った。早めまくりからの押し切りに四位は苦笑いだ。「乗り方は褒められたもんじゃない。馬が勝手に走ったようなもの。久々に乗ったけど相変わらずパワフルだね」

 3歳時に交流G1の09年ジャパンダートダービーを勝ち、10年フェブラリーSで2着も、その後はアクシデント続き。右膝骨折、喉の手術と泣かされた。それだけに「長かった」と村山師は感慨深げ。「時間は掛かったけど大事に、馬をつくり過ぎないようにした」苦心は、抽選突破でゲートインの幸運もあって実った。今後は交流G1帝王賞(6月29日、大井)に照準。さらに「来年はドバイへ。タペタは合うんじゃないか」と村山師は夢を膨らませた。

 ◆テスタマッタ 父タピット 母ディフィカルト(母の父コンサーン) 牡5歳 栗東・村山厩舎所属 馬主・吉田和美氏 生産者・米国ウォーターフォードファーム 戦績16戦5勝 総獲得賞金1億8758万8000円(地方含む)。

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2011年4月11日のニュース