【中山牝馬Ｓ】レディアルバローザ「脚が違い過ぎ」

＜中山牝馬Ｓ＞豪快に突き抜けるレディアルバローザ（右）

　阪神１２Ｒ・中山牝馬Ｓは格上挑戦の１０番人気レディアルバローザが重賞の常連たちをまとめて差し切った。メーンの日経賞に続き２レース連続重賞勝ちの福永は「脚が違い過ぎた」と振り返った。直線は馬群を縫って鋭く伸び切り、２着フミノイマージンに２馬身半差をつけた。厩舎開業４年目で待望の重賞初Ｖを手にした笹田師は「（メーンを制した）福永君に便乗できるかもと思っていた」と勝利の予感があったと明かす。「転厩初戦で勝てて（前に管理していた）池江郎先生並びにオーナーサイドに感謝したい」と話した。今後の目標はＧ１ヴィクトリアマイル（５月１５日、東京）となる。

　≪福永、快挙の“連勝”≫福永が日経賞、中山牝馬Ｓと１日で重賞２勝。１日に２つの重賞を勝った騎手には６７年保田隆芳（阪神３歳Ｓ、阪神大賞典）、８７年嶋田功（ステイヤーズＳ、テレビ東京賞３歳牝馬Ｓ）がいる。
　
　◆レディアルバローザ　父キングカメハメハ　母ワンフォーローズ（母の父テハノラン）　牝４歳　栗東・笹田厩舎所属　馬主・ロードホースクラブ　生産者・北海道新ひだか町ケイアイファーム　戦績１６戦４勝　総獲得賞金１億１５７９万２０００円。